星の契

ほしのちぎり


出入師夢之丞覚書

でいりしゆめのじょうおぼえがき


七夕の日、裏店の住人総出で井戸浚いをしているところに、伊勢崎町の熊伍親分がやってきた。
夢之丞に、知恵を拝借したいという。
二年前に行方不明になった商家の娘・真琴が、溺死死体で見つかったのだが、
喉仏の皮一枚残して、首が切られていたのだ。

一方、今度は水茶屋の茶汲女が消えた。
二つの事件は、つながっているのか?(「星の契」)。

親子、男女の愛情と市井に生きる人々の人情を、
細やかに粋に描ききる連作シリーズ、待望の第二弾。
2008年10月18日  第一刷発行
発行者
大杉明彦

発行所
株式会社 角川春樹事務所
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