「小日向源伍の終わらない夏」という時代小説が
第十回九州佐賀大衆文学賞の大賞・笹沢佐保賞を取りました。
受賞作はゴールデンウィーク中に佐賀新聞に掲載、
その後雑誌NON」に掲載されるそうです。


2004年7月15日全国発売になるハルキ文庫の時代小説アンソロジー「花ふぶき」
にわたくしの書き下ろしが収録されます。
八人の競作で、私以外は直木賞作家かノミネートされた方ばかり。
私の作品は「今朝の月」。
是非読んで下さいね!!
そして感想なども聞かせて下されば有難く、また宣伝して下さると尚嬉しく思います。
ようやく本格的にプロ作家としてデビュー出来ました。
頑張りますのでこれからも応援して下さいね!!


昨年角川春樹事務所ハルキ文庫より時代小説アンソロジー「花ふぶき」が刊行され、
その中にわたくしの短篇「今朝の月」が乙川優三郎・山本一力・諸田玲子・佐伯泰英さん
など直木賞作家の作品に混じって収録されましたが、今年はわたくしだけの短編集をという
依頼を受けました。
瀬戸内の架空の小藩を舞台とした下級武士の悲哀を、短篇連作でという注文のある依頼でした。
そこで、さが大衆文学賞大賞を頂いた「小日向源伍の終わらない夏」を意識しまして、
「鷺の墓」という短編集を書きました。
五作からなりますが、一つひとつが単独の小説としても読めますが、次々に登場人物
がリンクしていき、全体を通すと、ある一つの小藩の姿が浮かび上がってくるものです。
ある意味では、長編とも言えますが、読んで下さった方から(6月15日発売されました)交響曲、
それもマーラーやR,シュトラウスのように大袈裟でない、メンデルスゾーンかシューマンの
交響曲を聴いた後のような、しっとりと心にしみいる音楽を聴いた後のような
心持ちがしました……と感想を頂き、作者としてはヤッター!! という想いがしています。
是非読んで感想をお聞かせ下さいませ!!


嬉しいお知らせ!!
先日出版社から連絡があり、発売一週間後の店頭調査で、40パーセント以上が売れて
いるそうです。
新人としてはこんなことは珍しいそうです。
この分なら、すぐに再版もあるかも……。
そして、「鷺の墓」の続編的な文庫の注文も受けました。
今、長編に取り組んでいて、これは単行本の予定ですが、両方掛け持ちということに
なりました。
長編を書きながら、続編の構想も練ったりして、頭がこんがらってしまいそう〜〜

                    2005年7月11日


お元気ですか?
すっかりご無沙汰しています。
昨年出版された「鷺の墓」がお陰様で大変好評でした。
出版社から早速続編的なものをと依頼があり、書き続けていましたが、ようやく出版
に漕ぎつけることが出来ました。
「雀のお宿」という作品集です。
四月十五日、角川春樹事務所ハルキ文庫より刊行されます。
今回は一つひとつが単独の形を取っていますが、最後に収録された「若水」だけは、
「鷺の墓」に出てきた市之進、彦四郎、槇乃などが出てきます。
今回も読み応えのあるものができたと思っています。

そして、引き続き角川春樹事務所から、次回作を依頼されました。
次は、市井ものをと考えています。
品川宿を舞台に、「立場茶屋おりき」という旅籠の女主人を主人公にしたものです。
品川宿に生きる人々、通り過ぎる旅人、市井のほのぼのとした生き方や、ちょっとし
た事件なども絡めて書くつもりです。
けれども、その前に廣斉堂文庫より「照降町自身番書役日誌」というシリーズものが
出版されます。これは現在執筆中で、六月か七月頃出版となります。
このシリーズは次々と続きます。

忙しくなりました。
こんな日が来るのを夢見ていましたが、ようやくという感じです。
長編も今年は二作発表予定です。


      2006年3月2日


> アドレスが変わりました。
> 新しいアドレスは
>
>  kathyemi@ms8.megaegg.ne.jp
>
> です。
> 「雀のお宿」をもう読んで下さいましたか?
> 是非、感想などをお寄せ下さい!!

     2006年5月5日


Subject: 雁渡り


 蒸し暑い日が続きます。お元気でしょうか!!
今年も我が家の猫の額のような狭いベランダに、五種類の紫陽花が咲きました。
「雀のお宿」は読んで下さいましたでしょうか。
皆さまからさまざまな感想や激励のお手紙をいただきました。とてもよく読んで下
さっているのに感激し、有難く思いました。
概ね、好評のようで、作者としては安堵と感謝の気持で一杯です。
次回作のお知らせです。
7月20日ころ、廣済堂文庫より「照降町自身番書役日誌・雁渡り」が発売されます。
初の江戸市井ものです。熊つァん、八つァんの世界です。
照降町というのは、内神田堀江町、小舟町、小網町の三町は傘問屋や雪駄問屋が集
まっていて、照っても降ってもという意味で、照降町と呼ばれるようになりました。
物語はここの自身番書役の目を通して、市井に生きる人々の暮らしぶりや事件などを
人情を絡めて書きました。武家ものとひと味違う、小気味よく、ホロリとさせるも
のに仕上がりました。
これは今後もシリーズとして続きます。
非、是非、読んで下さいませ!!   そして、感想もお寄せ下さると嬉しく思い
ます。
このところ、絵美子ワールドのファンが少しずつ増えていっているように思います。
有難い限りです。どうか、もっともっとファンになって、感想や激励(勿論アドバ
イ スも)をお寄せ下さると嬉しいです。
 現在は、ハルキ文庫の次回作「立場茶屋おりき」を執筆中です。
 それが終わったら、幻冬舎のシリーズものに入ります。
ひと息つく間もありませんが、依頼されて書けるということは作者冥利に尽きます。
有難いことです。せっせと頑張りますので、どうぞ、長くお付き合い下さいませ!!
尚、福山地域の方から本屋に行っても売り切れだとか、注文したのになかなか入っ
て こないとか、苦情が寄せられました。
申し訳ございませんでした。今後はそういうことのないように、出版社や書店にお
願いしておきましたので、ご安心下さいませ。

                    2006年6月30日


「雀のお宿」「雁渡り」読んで下さいましたか?

急に暑くなりました。暑さに弱い私は毎日ヒィヒィ言っています。
ハルキ文庫の次回作、「立場茶屋おりき」が完成し、現在は幻冬舎のシリーズものに入っています。
結局、今年は4冊出ることになりました。

                    2006年7月30日



 
読後感想を投稿下されば幸です。⇒その方法
 
@インターネットYahooにアクセス→楽しむの項目→をクリック
AYAHOOブックスの下の欄の空白に今井絵美子と打ち込み
  検索をクリック。
 
B例えば書籍名雀のお宿  をクリック。
 このPageの下段に移動すると右側に『投稿する』があるのでこれをクリック。
 
記載投稿します。

                     2006年8月7日 

9月の声を聞いて途端に秋めいてきましたね。
我が家の狭いベランダの栴檀の木に毎年やって来る蝉も、くま蝉から油蝉、そして今
は蜩に変わりました。
飛蝗や蟋蟀、鈴虫もどうやって三階まで上がってくるのか、鳴いています。
「雁渡り」読んで下さいましたか?

あれから届いたメールや手紙を送ります。

まず、森村誠一さんが日刊ゲンダイに書かれた記事から……

「週間読書日記」

森村誠一(作家)

8月X日猛暑を避けて緑陰の最高の友はまず推理小説であるが、夏樹静子著「見えない貌」は凄い。
メルトモという現代の人間のつながりにフォーカスして現代人の歪みを見事に活写する。
取材魔である著者の本領が遺憾なく発揮され、
緻密なディテールを積み重ねて真相に迫っていくサスペンスはまさに推理の醍醐味。
私の同期、戦友ともいうべき夏樹氏が人間関係の最先端機器に構築された最先端の犯罪を追求して、
ミステリーの可能性を究めた。
         中略
最後は新鋭の作品。
今井絵美子著「雀のお宿」(角川春樹事務所680円)は時代小説の逸品揃い。
何気ない江戸の日常は人生の深淵を覗かせ、手元にすくい取っておきたいような、
かつて存在した男女の愛は、永遠の郷愁である。


                     2006年9月


新作が出ます!!


今年は秋に入ってもなかなか涼しくなりませんでしたが、このところ一気に秋めいて参りました。
お元気でしょうか?

7月に発売されました「照降町自身番書役日誌・雁渡り」廣済堂文庫刊はもうお読み下さったでしょうか。
初の市井ものでしたが、お陰様で評判も良いようです。
読んで下さった方、有難うございます!
!
11月15日に新作が発売されます。
 「立場茶屋おりき・さくら舞う」ハルキ文庫刊です。
東京・大阪以外は発売日が2・3日遅れるでしょうが、今回もどうぞ宜しくお願い致します。

品川宿を舞台に立場茶屋おりきを営む女将のおりきを主人公にした市井ものです。
照降町とはまたひと味違う作風になっていますので、楽しみにしていて下さいませ!!

皆さまから読後の感想をメールやお手紙で次々にいただき、感謝しています。
励みになります。また、次回作への参考にもなります。
感想を楽しみにしていますので、どうぞ宜しくお願い致します!!

現在は、照降町の続編を執筆中です。
来年の3月頃発売になりますが、2月に「出入師夢之丞覚書」が幻冬舎より発売予定です。
今年は一年を通して忙しく執筆に追われましたが、どうやら来年はもっと忙しくなりそうです。

頑張りますので、どうか皆さまも応援して下さいませ。
お元気で!!


                     2006年10月


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