2008年5月26日〜6月9日 フランス・カタリ派の痕跡を追って


no.3


3人になったメンバーが目指したのは、カタリ派の痕跡。
まずはここ、タラスコンの町。
ところが着いてすぐ、泊まるホテルが見つからない?
さんざん探した挙句、通りがかりの人に聞いたら、
タラスコンという町はフランス国内に二つあった・・、しかも400kmも離れたところに。
予約していたホテルをキャンセルし、
地元の人に教えてもらったこのホテルに泊まることに。
翌朝、シャトー・ミグロスをスケッチ。
誰もいなかったので、ここでお昼を、と思っていたら
どこからともなく大量のハエが襲ってきて、退散。
時間があったので、ニオー洞窟の対岸の小さな洞窟に行ってみる。
ここには壁画はなかったが、ガイドさんのおかげでスピリチュアルな体験ができた。
まだ夕食には時間があったので、タラスコンの町に戻り時計塔へ上ってみることに。
タラスコンの町が一望に見渡せました。
夕飯はお母さんお手製。
これは次の日の朝食。記憶に残るほどおいしかった。
知らなかったが、このホテル、自転車ツーリスト用だった。
今回の旅行で最大の目的地、モンセギュール。
カタリ派の最後の砦。
いよいよ頂上を目指すことに。
しかし、これから上るぞ、というところで恭子先生が思わぬアクシデントに見舞われた。
車のドアに指を挟んでしまったのだ!
痛みが治まるまで、二人はスケッチ・・・。
何とか痛みをこらえながら、登頂開始。
ここは、カタリ派の人たちが火あぶりになった丘にある記念碑。
いまだに花が供えられていた。
細い山道がえんえん続いている。
視界が開けるとすごい景色が広がる。
はるか下にモンセギュールの村が見える。
とにかく狭い山道。
恭子先生は道を譲ってくれてるのに前へ出られません。
とにかく雨模様でもあったので、滑りやすい。
ゆっくり、ゆっくり・・・
ようやく城門へたどり着きました。
内側は破壊されて何もありません。
きれいな花がいたるところに咲いています。
不思議な集団が不思議な儀式のようなものをしたら、晴れ間が・・・。
おかげで気分よく下山できました。ありがとうございました。
火あぶりの丘にもたくさんの花が咲いていました。
モンセギュールを眺めながらお昼のおにぎりを食べました。
ついでにモンセギュールの村によることにしました。
小さな資料館があったので入ってみたら、当時の城の状態が模型で復元されていました。
これは残っていた当時の投石器で使われた石。
次の目的地、ククニャン村を目指す途中、
別な廃墟があったけど、スコールのような雨が降ってきて、
車の中から見るだけにしました。
ククニャン村に到着しましたが、なんと、ホテルがすべてふさがっていて、
今晩泊まるところが・・・ない。
困っていたら、ホテルの人が
さらに車で20分ほど奥に入ったところのロッジに連れて行ってくれました。
やれやれ・・・
ところがここは、目的地のひとつの廃墟のすぐ真下でした。
ラッキー。
とまるところにはレストランがないので、外に食べに行きました。
これが挟んだ指。
翌朝、ロッジから見えていた、ペルピュトゥスの廃墟に上ります。
歩く距離は短いのですが、迫力は満点。
かなり広い範囲に広がっているお城。
今回一番気に入っているショット。
これはどうかな・・?
下にククニャンの村。
はるか遠くの山に、最後の目的地、ケルビュスの廃墟が見えます。
再び細い道を降りてゆきました。
ククニャン村の星付きレストランでお昼。
さぁ、がんばって上るぞー。
最初はよかったのですが・・・
そうとう険しい・・。
高度がぐんぐん上がっていきます。
がんばりました。
駐車場がはるか下に・・。
いろいろなところを見るのも、こわい・・・。
しかし、行きにはは気がつかなかったけど、帰りは下が見えるので恐怖が倍増・・・。
なんだか優越感に浸れる一枚。
無事に下へたどり着きました。
これで今回のスケジュールは終了です。
帰りがけに立ち寄った薬屋さん。
ものすごく親切に治療してくれて、
思わず恭子先生は感激で泣いてました。
フランスの人は、優しい!
今回最後に泊まったトゥルーズ近くのオーベルジュ。
翌朝、いっきにトゥールーズの町に入り、一泊して車を返す予定です。