6月8日、朝6時。かつて生徒さんだった野平さんと「間」を出発。 午後1時前、窯場到着。本焼きはこの時点で700度近く。
今回は石膏型の授業です。まずはみんなのデザインをチェック。 今回のテーマは、宮城らしいものでお皿を作ろう、です。
少しづつ修正を加えながら皿のデザインを確定します。 さぁ、作業開始。まずは粘土で原型作り。
その前に先生が見本を作ります。目新しい工程にみんなは真剣そのもの。
型はクラブのものなので、自分のデザインの皿を作るのではありません。 慎重に型紙から写し取っていきます。
楽しいデザインがあるので出来上がりが楽しみです。もちろん松島産の牡蠣もありました。
野平さんもお手伝い。 いよいよ石膏を流し込むテクニックを教えます。
なんだかお料理教室のような感じでもあります。
この日は天候が安定せず、中と外で行ったりきたりしながらの作業になりました。時折の雨にあわてて中へ・・・
お手本どおりにそれぞれで石膏を流し込みます。
無事に全員型づくりが終了。原型の粘土を取り外します。
なかなかうまくいかず、野平さんに手伝ってもらいました。
二つ目に挑戦、がんばれ! 仕上げは外でペーパーを当てます。
午後4時過ぎ、いよいよ本焼きは終了間近。板宮さん、奥田さん、朝早くからご苦労様でした。1230度まであと少し・・。
明日の予定を話して解散です。 夕方、仮設に戻ってバーベキューパーティー。小松さんが準備を手伝ってくれました。
いろいろな人がパーティーに加わって、盛り上がりました。 今回の宿泊先、矢本駅近くのビジネスホテル。
翌日は、伊藤さん、稲富さんの案内で、自宅のあった野蒜地区にでかけました。 奥松島の美しい風景が広がっています。
稲富さんの住んでいた浜を遠望します。しかし、いたるところが陥没していて海になっていました。それでも少しづつ牡蠣の養殖も始まってます。
ものすごい数の養殖の道具。辺りを見ながら津波の様子を聞きました。
ホタテの貝殻に牡蠣の稚貝をつけて海に下げていくそうです。 海水浴を今年は開くそうです。夏は近くの民宿に泊まりたいものです。
窯を焚いていた奥田さんの家はあそこらへんだったよ・・・ このかんぽの宿の四階まで波が来て、桜井さんが屋上で震えていたんだって・・・
昼近くには石巻までつれてきてもらい、日和山から被災地を見ました。瓦礫がだいぶ減ったのがわかります。石の森まんが館は始まっていました。
窯場に戻ると昨日休みだった会員に型作りを別の会員が教えていました。すごい! 300度を切ったところで窯の扉を開け始めました。でも、まだ熱い・・・
面倒見のいい生徒さん。 順調に温度コントロールができました。いいデーターが取れました。
もう石膏の型を取るのはマスターしたようです。東北の人の結束は固い・・。
窯がもう少し冷めるまで、回転台を使ってのロクロ引きをデモンストレーションしました。
ほぼ完璧に炊き上がった作品。未来は明るい!
2回目の本焼きを無事に終えて、記念撮影。朝早くの点火からご苦労様でした。でもこれで、本焼きを焚く回数が増やせますので、がんばろー!