趣旨

焼き物を作るおもしろさを通して、創作活動がもたらす感動の世界を体験していただくというねらいで教室生を指導しています。
しっかりした基礎と知識を身につけて、個人で独立して、趣味としての焼き物作りを長くやっていけるように、とも願っています。
したがって、少し、学校のような様相を呈しているのが、この教室の特徴でもあります。


内容


初級Aクラスは、初めて土をさわる人にあわせて、ゆっくりと自然に土の扱いを覚えていきます。
          半年、18回のカリキュラムです。

初級Bクラスは、学んだ基本からすこしむずかしい形へ。そして、ろくろの練習が始まります。
          半年、18回のカリキュラムです。

中級Cクラスからは1日クラスです。、ろくろびきの基本を学びます。無理なく、自然にろくろがひけるように指導します。
          半年、18回のカリキュラムです。

中級Dクラスは個性を探す期間です。
ろくろだけでなく、手びねりや板作りなどから生み出される、自由な造形美も追求します。

Eクラスからは上級です。
A,B,C,Dと進んで、2年半。たくさんの技術と知識を元にいろいろなことができるようになります。しかし、その反面、自分らしさを見失いがちになるのもこの時期です。

Eクラス2年目。これから1年かけて展覧会に向けて作品作りの試行錯誤が始まります。
自分らしさを求めて、楽しいながらも緊張の日々が続きます。

Eクラス3年目
焼き物作りの奥の深さをかいま見て、やっとそのおもしろさに気がつく頃。
窯たきの基本、釉薬の組成を指導します。この年の秋、展覧会です。

Eクラス4年目
個性が花開き、さらに密度を高めるために工房「間」の主催する、大賞展に参加できます。

Eクラス5年目
この頃から自宅に窯を設置する方も少しづつ出てきます。

Eクラス6年目以降
焼き物を作るおもしろさは、それぞれの人に違った形で現れることとおもいます。
そして、楽しみながら自分のペースで長く続けていけるこつが身についていきます。

その創作することの楽しさを知る基礎を私たちは教えることができると自負しています。



講師

 小野満 俊彦 (東京芸大 修了) ひたすらやさしい、どんなことでもお答えする先生。
でも、ぜんぜん手伝わない。
 小野満 恭子 (東京芸大 修了) 厳しく、完全主義者の先生。上達間違いなし。
授業を離れると、お世話好きになる。
 林 武宏 (陶芸作家・磁器) 新進気鋭の若手陶芸作家。現代感覚で指導します。
 小野満 全登 (陶芸作家・磁器) 活躍が期待される若手陶芸作家。とにかくやさしい。